富士山 世界遺産 速報 ただし登録には条件も

ユネスコの諮問機関、イコモスが富士山を世界遺産にすべきとの速報がきました！



イコモスの評価では富士山について「信仰の対象と芸術の源泉としての価値が認められる」とされ、６月にも正式に世界文化遺産に登録される見通しになりました。
（なお、世界遺産には文化遺産と自然遺産がありますが、ゴミが多いからか、残念ながら自然遺産の方には登録されませんでした・・・。）

東京株式市場でも富士山周辺まで鉄道やバスを運行している富士急行の株価が急騰し、２１年ぶりに１０００円台を回復しました。市場の反応は素直ですね。

いやーめでたいめでたい。一人の日本人として喜ばしい限りですが、しかしそんな喜びとともに落胆の声も届けられてます。

というのも世界遺産に登録する条件に静岡市の三保の松原（みほのまつばら）を除外するよう勧告されてるためです。

理由は富士山からの距離。三保の松原は富士山から４５キロも離れていて、富士山と一体とは考慮しえないとのこと。

しかし三保松原＜三保の松原・＞は日本新三景・日本三大松原のひとつで、白砂青松100選にも指定されている素晴らしい景勝地。

三保の松原から見た富士山↓


そこから見る富士山は正に三保の松原あっての富士山、富士山あっての三保の松原と言わんばかりの絵画のような渾然一体となった美しさがそこにあります。
（外国にも知られた富士山の代表的な景観で実際、昔から絵画などでも三保の松原は富士山とセットで愛されてきました）

静岡市長は「距離は離れていても富士山と一体。６月まで改善に向けて努力したい」とコメント。

国、山梨県と連携して、静岡県は三保松原を含めた登録を実現できないか、来月の世界文化遺産委員会まで働きかけていきたいとしています。

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